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インクジェットプライマーインクを使ったプリントメディア検証(アルミ編)

インクジェットプライマーインクを使ったプリントメディアの検証(アルミ編)

 

アルミニウムは非鉄金属グループの代表的存在のメディアです。アルミニウムは合金で1000番台から一般的には7000番台が日常的に使われているのがアルミニウムで、プライマー泣かせのメディアでもあります。

1000番台のアルミは純度99.00%以上のアルミニウムとされています。番台が上がるほど不純物が配合されるためUVインクも密着されにくくなる認識があります。

 

アルミ名刺ケースなど様々なアルミにプリントを施されては密着しないと諦めているプリンターユーザーも多いことだと思っています。アルミを扱う場合は、まず何番台のアルミなのか分かることが肝心だと思うのですが、商品化された物に番手記載はされていません、、、。メディアのプロならアルミメディアを叩いてみて鈍い音がすれば、1000番台のアルミだとか判断できるでしょうが、素人ではなかなか判断はできないものです。

 

どちらにしても、UVインクが密着しにくい素材であることに変わりはありません。

 

インクジェットプリンター:UJF-3042
IJプライマー:IJ Primer PR-100(SPC-0731)
プリントメディア:アルミニウム A1050、A5052
剥離テープ:ニチバン CT1835

 

ちなみに、
A1050は、日用品などに使われています。粘っこいイメージで叩くと鈍い音は1000番台です。ジグメイクの治具天板としても使用しています。

A5052は、マグネシウムを添加して強度と耐食性を向上させた合金でアルミホイールなどに使われています。ジグメイクの治具切削してアルマイト処理を施したり治具製作にはよく使っています。

アルミ、A1052とA5052へプリントしました。

① IJプライマーなし

② IJプライマー画素全体

③ IJプライマー有効画素

IJプライマーは、印刷濃度100%

以上の内容でプリントしてみました。

様々なプライマーを使用してきましたが、ほぼ想定内の結果がでました。

A1050は、IJプライマー無しでは簡単に剥がれました。IJプライマーを使えばインクの密着力は上がり使用できるまでに密着してくれました。

しかし、A5052はIJプライマーを使っても、全く密着しませんでした。やはり番手が上がるほどにアルミへの密着は難しそうです。

以上でアルミニウムへのIJプライマーを検証しました。やはりアルミへのプリントはプライマーを使っても難しいという事がよく分かる結果となりました。

しかし、やりかた次第で6000番台までプリント可能な方法はあります!
次の機会でご説明させていただきます。

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