お役立ちコラム

トレンナー5伸びるプライマー 密着するのかゴム材への検証!

ゴム材へのプリントは可能なのか?

なかなかゴム用のプライマーはないようなので、コラム内でもご紹介させてもらいます。

 

柔らかい素材や伸びる素材に密着するプライマー、その名も「トレンナー5のび~る」です。

このプライマーを商品化するきっかけは、ハロウィンなどで被るマスクにインクを定着させたい!との要望からつくられたプライマーです。その素材は、ビヨーンっと伸びるゴム素材でした。

今回の検証では、本当に伸ばしてプライマーが劣化しないか伸ばしてテストしてみました↓


トレンナー1とトレンナー5のび~るを塗ったゴムを、150回ほど、伸び縮みさせてみました。
だいたい、150~160回ほど繰り返せばゴムは千切れます。


写真上が、トレンナー1を塗ったゴムですが、ゴムの伸びに追従できずに劣化したのですが、トレンナー5のび~るは、
見事にゴムに追従し劣化することはありませんでした!

 

ミマキ社 UJF3042で検証してみます。

次は、UVインクが定着するのか確認です。

材料はCRゴム(クロロプレン)にダッシアースで脱脂後、右半分にトレンナー5のび~るを塗布しました。

今回使用したUVプリンターはミマキ社のUJF-3042HG、硬化インク(LH-100)でプリントを行いました。

 

まずは何もせずにテープだけの剥離テストです。この時が一番緊張するときです。思った結果がでなければ・・・。

トレンナー5のび~るを塗布していない面は、テープにくっ付き剥がれてしまい、塗布した面は密着しています。

 

硬化インクを使用したので、インクを割っての検証です。

横を伸ばして割り。

次は、縦に曲げて割ってみたり・・・。

 

写真では見ずらいですが、トレンナー5のび~る塗布面と塗布していない面は、割れで細かな隙間ができています。

 

再度、テープで剥離テストです。

 

ローランドDG社 LEF-12でも検証してみました。

LEF12で使用しているEUVインクは、柔らかいインクと言うだけあって、ゴムに対する定着も良かったのですが、
3度目のテープ剥離でトレンナー5のび~るを塗布していない箇所が剥がれました。

トレンナー5のび~るを塗っている箇所は、曲げても引っ張ってもインクが追従して定着してくれていました。

細かくひびを入れても、トレンナー5のび~るを塗布した面は剥がれない結果がわかりました。

トレンナー5伸びるプライマーなら、ゴム素材など今まで定着しなかった素材にもプリントできることで、UVプリントの幅が広がります。

トレンナー5のび~るは、エアゾールタイプと手塗りタイプで販売しております。

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