お役立ちコラム
2.12018
ミッチャクロンマルチとトレンナーEXマルチの違いを数値で比較!
プライマーの王様、染めQ「ミッチャクロンマルチ」と、ジグメイクの新参物「トレンナーEXマルチ」
一般的にプライマーを購入する場合、ミッチャクロンマルチかその他のプライマー、、、そんな選び方になるのではないでしょうか。
ジグメイクサイトの検索ワードをみても「ミッチャクロン 違い」「ミッチャクロン プライマー」などなどと、ミッチャクロンワードでジグメイクサイトへ来ていただけているのも事実です。
そこで、「ミッチャクロンマルチ」と「トレンナーEXマルチ」どこが違うのか数値的に比較してみました。
まずは缶容器の見た目からみてみると、、、
ブルーのスプレー缶に白色のロゴで、店頭でも直ぐに「ミッチャクロンマルチ」と見つけられる、蓋も全体を覆う感じの蓋なのでコストも掛かってそうでカッコいい容器です。◎
「トレンナーEXマルチ」は、何処にでもある普通の塗料缶って感じです。もう少しカッコいいデザインに変えれば良いと思ってます。△
どこで買えるのか?
「ミッチャクロンマルチ」は何処でも買えます、インターネットでもホームセンターでもハンズでも購入できお手軽です。◎
「トレンナーEXマルチ」は、自社サイト「ジグメイクストア」カード決済無し、モノタロウ、アマゾンだけの購入です。〇
販売価格は?
「ミッチャクロンマルチ」 1,000円前後で販売しています。
「トレンナーEXマルチ」 1,900円(税別)で販売。やはり出荷率の違いで、価格では太刀打ちできません。
缶表記とSDS(安全データシート)を確認
【労働安全衛生法による表示】缶に記載
「ミッチャクロンマルチ」 名称:合成樹脂クリヤー塗料
成分:トルエン、キシレン異性体混合物、エチルベンゼン
「トレンナーEXマルチ」 名称:特殊合成樹脂塗料
成分:トルエン、キシレン、エチルベンゼン
缶の表記は同じだったので、
次はSDS(安全データシート)を確認します。
SDSとは、「安全データシート」のSafety Data Sheetの頭文字をとったもので、 事業者が化学物質及び化学物質を含んだ製品を他の事業者に譲渡・提供する際に交付する化学物質の危険有害性情報を記載した文書のことです。
「ミッチャクロンマルチ」
「トレンナーEXマルチ」
どんな成分を使っているのか、成分名に記載しています。
しかし、使用量が少なければ記載してもしなくても問題ないなど記載方法は会社により変わってきます。
また溶剤は記載していますが、中に含まれる添加剤、樹脂名などの記載はしていません。
ここは、配合分量で大きく変わってくるので企業秘密になります。
使われる樹脂配合により密着性は変わってきます。
マルチとは様々なメディアに対応できる商品です。
様々なメディア対応なので、トレンナーEXマルチには柔らかめの樹脂を使用しています。
柔らかい樹脂を使うと、タック感(べたつき)がでて、全面プリントする場合は良いかもしれませんが、一部プリントの際は、ベタベタ感が残ってしまう感じです。
※べた付くプライマーとべた付かないプライマーとで、塗布の仕方も違ってきます。
プライマー塗布方法については、別の機会にお話しさせていただきます。
この柔らかい樹脂が、様々なメディアに定着して素材とインクを密着させてくれるのです。
上記写真は、脱脂だけ施したポリプロピレン(PP)メディアです。やはりPPはプライマー無しでは密着しづらいメディアです。
マルチならPPメディアにも対応できます。ミッチャクロンマルチは「◎」、トレンナーEXマルチ「〇」となっており、ミッチャクロンは非常に良い結果が得られると記載されています。
ちなみに、PP専用プライマーのトレンナー4には、柔らかい樹脂に変わりPP材の樹脂を配合させています。同じ樹脂を配合することでで密着力がアップする結果となっています。
プライマーの塗布方法は、個人差がでてきます。
脱脂を施さずにプライマーを塗布して剥がれてしまうケースは非常に多いです。塗布面が汚れていてはプライマーも塗料なので簡単に剥がれてしまいます。
塗布面は目に見えにくい付着物や手油などは、簡単に取れにくいので注意してお使いいただければ幸いです。